実家の菓子屋の手伝いを通じ、幼少の頃から「商い」を身近に感じながら育つ。
地域に根差した店舗作りを展開する傍ら、商業施設のプロデュースや、起業・経営についての講演会なども行い、幅広く活動する。
現在、東京・大阪をはじめ全国にレストラン・カフェやスイーツショップを展開。
1961年
京都市上京区西陣生まれ
1985年
神戸市外国語大学中退、アパレル会社で出店計画事業などに従事
1991年
有限会社バルニバービ総合研究所設立、代表取締役に就任
1998年
株式会社バルニバービに組織変更
著書:
「一杯のカフェの力を信じますか?」
(河出書房新社)
「日本一カフェで街を変える男」
(グラフ社)
幼い頃、誰もが一度は読んだことのあるスウィフトの「ガリバー旅行記」。その第3篇、第4章に出てくる島の名前、それがバルニバービです。そこには研究所機関が国王の命でいたるところに設けられ、様々な馬鹿げた研究が行われていました。キュウリから逆光合成により太陽エネルギーを抽出する方法、永遠エネルギー、不老不死、蜘蛛に織らせる織物、等々…。これらの研究は絶対机上の論でなければならない、実現は堕落であるといったものでした。ここでスウィフトは当時の頭でっかちの英国の風流を痛烈に批判しているのです。21世紀を目前とした今(バルニバービ設立当時)、スウィフトの提示した「バルニバービの教訓」を踏まえ、机上の空論ではなく、実体(アナログ)を伴った真の飲食ビジネスを推進するべく、あえてこの逆説的ネーミングを引用しました。