BALNIBARBI STORY

一杯のカフェの力を信じますか? − 全ては一杯のカフェから始まったバルニバービの物語 - | 2021.03.05

『何故今 地方創生を佐藤は口にするのか?
これからの時代、心豊かに暮らすためのささやかな提言』
第0回

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今まで頑なにスマホを拒否し、SNSに背を向けてきた佐藤が今になって積極的に発信しようとするのは何故か?

本気で時代は今、変わろうとしています。
そして僕自身はこの8月で還暦を迎えます。
人生の約半分、人が生きる上での大前提『喰らう』ということを仕事にしてきた僕自身がポンコツなりに泥まみれで歩んで来た道程において気づき、覚悟し、獲得して来た愚見がこの混迷の時代の僅かばかりの片隅を細やかに照らせる朧(おぼろ)灯になれるのではなかろうか?
ならば『孤」を気取り、『独』に佇む今までの暮らしを『本卦還り』のこの齢(よわい)のタイミングで居住まいを正し(品行は正しません!悪しからず(笑))
開き、発し、例え矢を放たれようと述べる覚悟をしました。

これから(4月から)少しばかりの期間よろしくお付き合いください。

まず初めに『地方』とは何を指しているのでしょう?
把握しているようで実は曖昧な理解となっているのではないでしょうか?

『都会』の対語としての『それ以外の地域・・・地方=田舎』
『首都圏の中心部』と『それ以外の地域』
『大都市・県庁舎在地・政令指定都市』と『それ以外の地域』
一般的にこの『それ以外の地域』をどうやら『地方』と規定しているようです。

そしてそれは何となく
都会は優れていて地方(田舎)は劣ってる
都会は先進的で地方(田舎)は後退的である
都会はお洒落で地方(田舎)はセンスが悪い
都会は賑わいがあり地方(田舎)は閑散としている
という認識につながり、だからこそ『地方カテゴリーエリア生活者』にとって
『地方』と言われると「何だか見下されているようで不愉快だ」という構図となってしまいます。

あゝなんてこと!!
『都会優位論という認識は時代遅れの間違ったものとなっている』と僕は考えています。
だからと言って地方優位論でもないんです。

まだまだ収束の見えないコロナ禍において強いられる様々な規制にどうにかこうにか対応する中で、我々の暮らし方・生き方のレンジを広げる選択肢・オプションが意図しない形で沢山生まれたり、気づかされたりしてきています。

その中で『地方』も重要なそして優れた選肢の一つとなっているという認識なのです。
僕がこれから始めるコラムはこの『都会優位論という認識は時代遅れの間違ったものなのだ』
ということを大前提としてお読みいただきたいのです。(検証はコラムの中で行っていきます)

その中で地方という言葉がむしろ誇りにつながる呼称となりうると考えています。
つまりその地方の歴史や風土・文化に根ざした独自性をさらに磨き上げることにより
地方という単語が『一般普通名詞の劣位ワードとしての地方=田舎』ではなく、
『独自の豊かな様々な文化を持つ〇〇地方』というスペシャルな立場を表す固有名詞へと昇華するのだという認識です。
そしてむしろそこには憧れや希望をも生まれるのだと。

『劣って遅れている地方というエリアを優れている都会というエリアのようにしたい』
などという馬鹿げた認識は今すぐ捨ててください。
今こそ気づき・歩み始める時がきているのです。
独自であることこそこれからの生き方なのです。
そんな地方創生・僕の思いの発信がいよいよ始めます。

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佐藤裕久 地方創生

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株式会社バルニバービ 代表取締役社長 佐藤 裕久
京都市上京区生まれ。神戸市外国語大学英米語学科中退、1991年 バルニバービ設立、代表取締役に就任。現在、東京・大阪をはじめ全国に90店舗(2021年1月末時点)のレストラン・カフェやスイーツショップを展開。著書に『一杯のカフェの力を信じますか?』(河出書房新社)『日本一カフェで街を変える男』(グラフ社)がある。